2014年5月 Twitter備忘録
諸葛誕の配下だった蒋班は、諸葛誕の乱の際に内輪もめで裏切って魏に戻った結果、平呉戦の際には張悌らと戦うことになり、ざっくりいえばかつての上官の息子である諸葛靚とも戦ったということに……と思うと感慨深い。留賛を倒した人でもある。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 1
過去に個人的に調べた生没年が判明している三国志人物127人の平均没年齢は55.6歳だった。40代は早世と主張してもいいだろうU・x・U
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 2
陳泰が司馬昭を非難したという世の誤解を解いていきたい。しかし、どうすればいいのか。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 2
創作的な妄想とは別枠で、この誤解は解いていきたいんだ。言外の意図として非難したかしなかったかは、読み手次第だろう。けど、言葉にはしていないから。非難しなければならないと思いながら、しなかった。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 2
曹髦が討たれたと聞いて、司馬昭が狼狽して泣いているのは演技、と決めつけられるのも納得いかない。そこまで肝の据わった人なら、クーデター前夜にどうしよう寝られない><とかならないよ。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 2
人並みに狼狽するけれど、逆に狼狽しきってどうしようもなくなる人でもない。司馬昭は結果として陳泰を追い詰めて死なせてしまったが、そんなつもりはなかった。自分についてきてくれるはずだと思っていたけれど、動揺していたから、意志を確認しようとしたのかもしれない。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 2
司馬昭が、陳泰は自分についてきてくれるはずだ、とあくまで思っていたとすると、結局、近くにいながら理解しあえていなかったとも言える。陳泰のほうも、司馬昭なら自分の正義感に叶った選択をしてくれるはずだ、と思っていたから、天下に潔白を示してください、と主張したのだし。すれ違う。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 2
一方のちの司馬炎ちゃんは、諸葛靚なら私に仕えてくれるはずだ♡ という謎のズレた確信を持っていた……この親子U・x・U
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 2
正史(?)諸葛誕は愚直な魏の忠臣である、派。しかし私呉ファンだけど司馬氏信者だから司馬氏に逆らう人たちは基本「ばかだなーU;x;U そこがいいよね♡U;x;U」って捻れた感じになる。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 3
でも司馬昭はかわいい部分があるからクールとは違うんだよ@σωσ@ 司馬師はクールだけど。司馬懿は、本質的にはそうでもないけど、クールであらねばならないときはクールになれるとても器用な人。司馬炎ちゃんはクールのCも欠片もないですかわいいもふもふ
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 3
大概、恋愛ではないCPにもえるんだけど、恋愛CPの強いところは行動の動機が「好きだから」で解決するところだと思える。羊陸とか特にね。敵同士だから軽々しく会えるわけがない、そもそも会おうという動機が見いだせない。で、余所様の恋愛設定の小説とか見ると普通に会おうと画策していたりして。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 3
敵同士、味方でも身分差が大きい、超遠距離など、相手に絡む理由がなかなか@´σωσ`@ っていうのが普通だったところから突然昭泰にハマって、直属の上官な上に個人的にも友達とか、なにこの距離の近さ……
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 3
普段は自宅に帰らず官舎で生活しているようなので、同僚CPは同棲していると言っても過言ではない
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 3
昭←泰はいっそ恋愛でもいいんだけど。自分の命に関わるほどの感情ってほとんど恋愛だと思う。そして仮に恋愛感情を向けたとすれば、受け入れてくれる余地のある相手である。だけどなんとなくどうしても玄伯ちゃんはヘテロかアセク設定なので、恋愛と断言すると違和感があって、疑似恋人みたいなCP。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 3
炎ちゃんも恋愛でもいいけど、基本、移り気っぽいから……。仲思たんについても、目の前に現れたから、思い出して惚れた気になっただけ的な。むしろ仲思たんの方が、その向けられた感情を受け止めかねて色々こじらせた結果、ある意味では執着し続ける羽目に。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 3
逆に陸抗は誰に対しても恋愛ではあり得ない。孫晧に対しても、国を護るという理想のために、象徴として見ているような感じ。Eさんのごとく国が恋人。そこまで人間離れしてはいないので、少し同情や興味も入るが、しょせん理解できる相手ではない。理解は諸葛靚にお任せ。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 3
陸抗には、自分がいなければこの国は滅びる、くらいの自負を持っていてほしい。その一環で、孫晧を(物理で)護ってあげられるのも自分だけだ、くらいに思っていてほしい。それが強さに繋がる。生きる理由というか、いっそ、生まれてきた理由だと本人が、思いたい。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 3
だけど、孫晧もしくは呉そのものを見限る人も増える中、何故そこまで陸抗は孫晧≒呉を護りたかったのか。現実的には、一族のためなのかもしれない(呉が滅びれば陸氏がどうなるかは、息子の人生からお察しください感……)だけど、創作としてはもっと別の動機がほしいところかな。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 3
陸凱×孫晧的な方向性前提で、クーデター計画が漏れて自害を命じられる陸凱、などというIFもいいよねってとても唐突に。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 3
掛け算右側の上官に死を賜る場合、わかりました、あなたのために死にましょう、と余裕を見せつつも、だが後悔するなよ! という、相手の自分への情に基づく不遜な態度が見え隠れするようなシチュエーションに、朱異とか荀彧とかをあてはめて考える……
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 3
だけど陸抗はたとえ孫晧に死ねと言われても、拒否する。心に逆らってでも護ってあげる。それくらい頑固な人だといい。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 3
吾彦が陸抗を表だって心配しないのは、本人の意志を尊重して、というよりは、自分の理想の人であってほしいから。絶対に折れない、どこまでも強い人であってほしい。でもその強い人を、心のどこかで征服したいと思っている。プライド高いから。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 4
原作(?)では司馬昭と荀顗が陳泰について語っているけど、荀顗と陳泰が司馬昭について語ったら、楽しそうだと思うんだよね……でも陳泰が一方的に熱く語って、そうか、この子にはこういうふうに見えるんだ、で少し切ない気持ちになりながらも特に反論もしないようなそんな感じ
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 4
漢晋春秋の羊祜の、陸抗のために薬を調合して「自分のために作っていたんだよ。別にあなたのためにわざわざ作ったわけじゃないよ。けどまだ飲んでいなかったから送るね」って謎のツンデレ具合。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 5
268年〜270年ごろに呉は羅憲に巫を攻略されているけれど、羅憲はそう位の高い将軍ではないし、総司令官って雰囲気でもない。一方、羊祜が269年に都督荊州諸軍事になって、最終的には石城以西を攻略していたということから、これは羊祜の呉攻略の一環なのでは。散々だな。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 5
羅憲に負けたって思うよりは羊祜に負けたって思うほうが呉ファン的に精神衛生に良いのだよ。@σωσ@ まあ羊祜も結構失礼なことは言ってるけど羅憲よりはまし
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 5
魏晋に呉が野蛮だのなんだの叩かれているときの、そうですよね、どうせ呉なんて賊ですよね……みたいな自己卑下的な気持ち(呉ファンとしての!)を、三次元のあれやこれやに照らし合わせてみると結構悲しいし、そこ卑屈になるところじゃないよね? と我に返る。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 5
だからというか、華覈とかが魏を「賊」って言ってることに気づいたとき、あ、普通に呉にとっての魏も見下し対象なのか、お互い様なんだなー、って謎にスッキリ。まあもしかすると「賊」は単に外敵の意味で、意識的に貶めてるわけではないのかもだけど(辞書引くと「外国から攻め寄せる敵」ともある)。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 5
曹髦の、14歳で即位して実権のないまま意欲とプライドだけは持ち合わせ、鬱々と過ごして20歳で無謀な討ち死にという、思春期にいろいろこじらせて散ってしまったような人生。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 7
曹髦の有り余る情熱に反して力がなく行動できない・したらしたで不器用に暴走しちゃう感と、司馬昭の特段野心もないのに成り行きか使命感か謎なままに着々と器用に仕事を片付けていく感は結構対照的。(妄想混入)
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 7
曹髦のお勉強会系に熱心な感じは、現実逃避っぽくも感じていたけど、知識をつけてなめられない人物になろうとする野心の現れなのかなとも思った。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 7
飽きもせずに漢晋春秋バージョンの司馬昭と陳泰のやりとりを読み返していたけど、ふと、問いと答えにそもそもギャップがある気がした。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 8
司馬昭はおそらく「(司馬氏一派のイメージを守るためには)どうしたら?」くらいのつもりで聞いたのに、陳泰は、司馬昭個人の名誉を守るための方策を回答する。もちろん悪は許せない・そしてあなたは悪くないでしょ、という正義感が根底にはあるが、大変こう、司馬昭しか見ていないというか……。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 8
漢晋春秋の陳泰は、参内拒否をすることもなく、曹髦に近づくこともなく、あふれんばかりの清らかさを発揮してキラキラと司馬昭の潔白を長文で主張した挙げ句、拒否されてひっそり自殺。数ある逸話の中でもあまりにお嬢スキルが高すぎて……まぶしい……
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 8
参内拒否する陳泰も好きなんだけどね。叔父上との生き様の対比といい、密室密談といい。しかし逆にいえば、漢晋春秋の陳泰は密室でもなんでもない、皆が揃っているミーティングの場で堂々とこのキラキラの主張したんだ……(ㆁᴗㆁ✿)
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 8
TL上の3Dプリンタでいろんな武将が作られているようですが、張氏人形つくって傷心の孫晧たんに献上というのが正しい使用法ではなかろうか(ㆁᴗㆁ✿)→ →そのうち父上のデータは何故ないのだ! と言い出して結局打ち首が増える。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 9
陸雲は堂々たる立派な容貌で、陸機は平均身長。というところから体格差はきっと弟>兄。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 14
私は陳泰は清楚なお嬢さんだと思っているけど♡(ㆁᴗㆁ✿) そこは合わなくても頑なで潔癖で司馬氏派でさえあれば、たとえ苦手な武闘派ぽい感じとかでも解釈合わないとは思わないんじゃないかな
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 16
圧倒的に武官好きだけど、腕力体力高そうなのはとても苦手、頭脳と精神力だけでなんとかする、一騎打ちしたら瞬殺されそうな指揮官が好き、というこの萌えの機微が! 伝わりづらい!
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 16
ほんと陸抗が仕込んだ暴漢が吾彦にぶった斬られていたら良かったのに(陸抗さん冷酷! 的な意味で)帯刀していなかったのかしらね……。必要なときには冷酷になれる陸抗が好きなんだ、いい人じゃだめなんだ……。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 16
必要性あっての冷酷なことを、陸遜は無自覚に、陸抗は自覚的にやりそう、っていう私の中での微細な違い。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 16
強キャラの姜維に一撃で殺されない程度には弱くない、という見方もできる演義陳泰の武芸スキル。あと、原文見てないけど、姜維の武器は槍で陳泰は薙刀なのね。お嬢っぽくて良いですね♡@σωσ@
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 16
原文だとただの「刀」だった。そもそも薙刀って中国にないか。刀とそのまま書くと多分ちょっとイメージが違うから薙刀となったのだろうか。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 16
私の孫晧イメージは、幼少期のトラウマを抱えたまま諦めモードで育ち、しかしある日突然周りに都合良く祭り上げられたのを復活のチャンスだと思ってちょっと頑張ってみたけど、結局巧くいかなくて、次第に元の病んだ部分がどんどん膨らんでしまい自分も周りも蝕んで破壊していったような人かな。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 17
とはいえ孫権を老害老害と叩く風潮は正直あまり好きではない。その一面があったとしても、その一点のみが極端に一人歩きしているような気がする。「孫晧が暴君だから滅びた」というのと似た気持ちになる。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 18
そういえば、あの一騎打ちの絵だと、姜維と陳泰は同じ武器に見えるね……どっちも槍? という以前にどちらが姜維でどちらが陳泰なのか(´∀`*≡*´∀`)
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 18
これか@σωσ@ http://t.co/EXMz94r6Ey 全ページに絵があるのね http://t.co/KtluHtlgZm
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 18
この和風曹髦ちゃんが好きです http://t.co/SzWFzSrzY7 http://t.co/vvN5n5Aj2f
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 18
諸葛誕いた@σωσ@ http://t.co/1TIpkiZXgw
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 18
図書館にでも探索に行きたい。とりあえずあの、文官陳泰。 pic.twitter.com/TmoTBCziFq
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 18
世説の桓温と郗超の幕中のなんとか話を読んで東晋すごい☆って思ったから、漢文大系版で見直してみたら、その夜は同宿した、っていう箇所に郗超は桓温を見込んだので進んで身を委ねて……みたいな注が付いていて、何故そこに付けた@σωσ@
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 19
郗超さんのツンデレ孝に心惹かれるな
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 19
父に先立って病死したけれど、父を悲しませると思い、嫌われるために、かつて桓温と交わしていた簒奪計画の密書が渡るようにしておいた。で、忠義で単純な父は当初悲しみのあまり病になったのが、それを見て一転キレて死ぬのが遅いくらいだ! とか散々罵倒して計画どおり♡とかなんという自己犠牲気質
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 19
しかしなぜ密書をずっと処分せずに保管していたのか……形見っぽくて捨てられなかったの……??
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 19
立間訳演義「世の人々はそれがしを舅御とくらべるが、舅御も今となってはそれがしにもおよばなくなられましたか」一人称「それがし」とか武士ですか!!U;x;U(原文は「泰」と一人称名前)叔父上はノーコメント。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 19
玄伯ちゃんは貴族のお嬢様なんだから「それがし」はやめてほしいけど薙刀がかわいいからいいや……
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 19
陳泰の、浮世の汚さへのあまりの免疫ゼロっぷりは、関わる人々をさぞ不安な気持ちにさせたことでしょう。その死が、驚きではなく、どこか然もありなんという感じで受け入れられてもいいね。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 19
桓温さん:俺って司馬懿や劉琨みたいに立派だろ→え? 王敦でしょ→むむむ→劉琨に仕えていた人に泣かれる→どうしたの?→いえ劉琨様に似ていて……→ワクワクとおめかしして登場(似てる? 似てる?)→やっぱ似てるけど微妙にしょぼい版な感じです→ガーン!(寝込む) 何だこの人
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 19
晋書の問題児コーナーは異民族より後なんだ……もう国民ですらない的な……?
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 19
陳泰に非難された荀顗の姿勢は「ああ、やはりこの子にはどうやっても伝わらない」という上から目線の微妙な慈しみと諦念を交えたノーコメントがいいな。荀顗の処世のほうがきっと正しい。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 19
張悌の腕を放してしまった諸葛靚のよう。自分の判断の方が、正しい、あなたは間違っている。しかしあなたの目には、非現実的な理想しか映らないとも知っている、それは愚かだけれど美しくて、冷酷な言葉を叩き付けられてもなお、嫌いにはなれない、という類の
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 19
先日気になった郗超さんだけど、ヒゲが多いっていうのはちょっと ひげりぼんで結べばいいのか
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 20
やけに早世しました感が随所で強調されているところに二十そこそこで大病した話とかあって隠れ病弱キャラっぽいのはイイネ
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 20
東洋文庫の世説の解説は本当有り難い。これでよくわからない時代もやっと読めるように……。井波先生は司馬懿親子腹黒派なのがつくづく残念だけど@´σωσ`@ 思えば未知の人の解説はこれくらいのバイアスかかってるのかなと念頭に置いて読まなきゃだめよね
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 21
公式の言動から執着関係を読み取ってもえるタイプのCPと、結果からこの人たちの間になんらかの執着がある前提だとよりドラマになるなって思うタイプのCPがあって、つまり、諸葛靚と張悌を後者にねじこみたい
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 21
敵に騙されても自分の清さを貫き、指揮官の立場を放棄しても国に殉じて死ぬ張悌は、汚い現実よりも美しい理想を追い求める人。諸葛靚はその真逆である。こうした思想の差は常日頃から感じていて、自分にはどうしても抱けない考えだからこそ、心惹かれるといい。半ば呆れつつも憧れ、守りたいと思う。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 21
張悌がもっと思いっきり先祖代々呉の人ですって感じなら、諸葛靚の呉に対する屈折した思い(※妄想)と絡められて、よりよかったのに。一族の本籍地がってことかもだけど、張悌は襄陽の人なんだよね。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 21
まあ張悌の話は出典が襄陽記だから襄陽の人でよかったんだけど……司馬氏褒めたことにもなってるしw
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 21
張悌「魏の民衆は曹氏が怖いから仕方なく懐いていたんだよ・それに比べて司馬氏は優しくて大人気♡」この発想は鼻で笑われていたが、果たして晋が勝ちました張悌すごい! 張悌の炯眼を褒めるとみせかけた習鑿歯の自説ステマなのか
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 21
習鑿歯は後漢→晋が正統というアクロバティックな説を唱えているようで、三国志や世説の注で心惹かれたあれとかこれとか、全部この人の書いたものであることに気づいたときは、罠にはまったような気がした。好き。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 21
東洋文庫の世説、鍾会おいてけぼり事件の「鍾会を翻弄しようと悪戯っ気を起こした司馬昭」って解説かわいすぎ。とばっちりで被害を受ける陳泰がかわいい♡というところを含めてこの話大好き。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 22
陳泰の、育ちの良さゆえの清らかな仕事熱心さが好きすぎる。生き残るためだとか野心のためだとかではない、純粋な公務への情熱と積極性。たまに勇み足で失敗しても、めげない。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 22
引き続き世説4巻:孫晧の爾汝歌のところの不意打ち羊陸解説、ここでもまるで国境が平和で戦も起きていなかったかのように書かれている。いや結構思いっきり侵略されている気がするんですけど……陸抗ファンは羊祜に負けると都合が悪いから声高に言わないのかしらね
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 23
虚実入りまじる羊陸の交わりが大好きだけど、本当は、決してほのぼの心温まる話ではないんだよ。緊迫した心理戦なんだよ。そこが熱いんだよ! ってことはもっと世に広まってほしい。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 23
世説の世界の、肉体の生々しさとは無縁のともすれば繊弱な人こそ美しい、みたいな美意識は、見た目的にはまさに私の価値観そのものなんだけど、そうでありながら同時にこの世界観では俗とされるような、血なまぐさい武人メンタリティがほしいんだ。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 23
そういう意味では陳泰は、俗な人なのかな。現代の感覚だと俗というイメージの対極にあるような人だけど、過渡期とはいえこういう価値観の時代に、辺境も武の道も厭わずキラキラと精力的に官のお仕事しているっていうのは……お嬢サロンの異端者であるとかわいい@σωσ@
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 23
羊陸&呉ファンとしては、やっぱり羊祜はつくづく異国の人だな、感覚そのものが違うよな、と思ったりも。呉は正直、泥くさい。けどそこに、優雅に世俗を離れる余裕のない、切羽詰まった殺伐とした世界を感じるから、やっぱり呉末が好きだ。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 23
世説4巻:諸葛恢と王導の驢馬ネタの解説に、諸葛瑾が驢馬に似ていたという件が付記されているw
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 23
世説に、東晋時代の北来の人をさす侮蔑語が出てくるけど、三国時代にもこういうのはあったのだろうか。呉ファン視点だと、自称正統の大国に随分蔑まれているよねー、という感覚だったけど、お互い様なのかどうか。そして諸葛靚が呉の人をどう思い、呉の人にどう思われていたのか、そこが気になる。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 24
世説4巻:「羊祜の人見知りする鶴」ってかわいい。気位の高い我が儘な子かと思っておりました。シャイだったのね。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 24
あくまで結果としてのことであって、そんな打算も何もなく、ただひたすら自分の鬱屈したプライドのために剣を抜いてしまうような曹髦ちゃんの刹那的な感じが好きだけど。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 24
一つの解釈としてそういうキャラとして描かれる、のはいいんだけど(あんまり野心剥きだしなのは好みじゃないけど)、さもそれが唯一絶対の公式かのように書かれると、証拠出してよ!!!! ってなる
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 24
最近つくづく、物理で勝てない敵にわざと向かっていって討ち死にすることで、未来永劫不当なまでの汚名を着せることに成功した曹髦は、個人レベルでは勝者といえるな、と思う。行動を起こそうと起こすまいと国は変わらなかったとして、結果としては長寿を犠牲にしても最良の名誉を手に入れた。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 24
あくまで結果としてのことであって、そんな打算も何もなく、ただひたすら自分の鬱屈したプライドのために剣を抜いてしまうような曹髦ちゃんの刹那的な感じが好きだけど。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 24
独身40歳養子複数持ちの士季ちゃんは、破滅型の印象強いけど、案外人生設計をちゃんとしている堅実な人だったのだ。というのはさておき、自分の跡継ぎにしたというよりあくまで甥の立場で養ってたぽくも読めるけど。このあたりの家族関係どうなってるんだろう。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 25
兄上がもっと以前に亡くなっていたなら、子供が幼くて預けられたのかなーとも思うところだが。そもそも自分の子扱いなら「独身だから裏切るかも」など言われない気がするし(独身で子弟がいない→国に残す人質がいないから、みたいな注がある)なぞ
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 25
司馬昭は、陳泰を死なせたことを悔いてもいいかな、と最近は思うようになった。敢えて無視して前に進んでほしいと思っていたけど。だけどやはり、言葉にしてはいけない、正しい選択を否定することになるから。心情を察した上で癒してくれるような人もいない。取り巻きは多くても孤独な人。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 25
荀顗さんは甘えさせてはくれるけど、拝礼事件のインパクトが強すぎて、理解者というわけでもない感じでイメージしてる。かといって王祥はCPネタには投入しづらいし曹髦ちゃんに同情してそう
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 25
あんな事件がなければ陳泰は順当に西晋建国の功臣の一人となって、晋書に列伝されあることないこと書かれたのかと思うと胸熱☆U ë x ë U そしてそれを自ら叶わぬものにしてしまった剛直さと儚さと清らかさと過激さのすべてが本当にかわいい。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 25
荀顗さんにも、死に追いやってしまった、という思いは絶対あるだろうけど。それで折れるほど弱メンタルでもないし、そもそも弱音を吐けない系の人、言ってはいけない、と努める系(子上さんはこっち)じゃなく、弱みを見せていいという概念がそもそもない系。そういう生き方を身につけてきてしまった。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 25
油断すると皆こじらせ系の性格で想像する趣味。荀顗さんは、父上の影響で微妙に冷遇された結果、身を守るすべを幼くして身につけた、容易に本音を見せない現実主義者かしら、というところから……。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 25
陳泰は多分これといった苦労もせずに育っての順調出世コースで、本音を出せば傷つくかもしれないなんて概念も、守らなければ失うかもしれないという概念もなく、なんでもストレートに言っちゃう上に思いっきり理想主義者だから、コントラストが眩しいな。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 25
孫権の、騎馬で虎狩りをするのを張昭に諫められるも諦めきれず、窓付きの車を作った話好き。サファリパーク的な(ㆁᴗㆁ✿)
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 27
あなたは『末端冷え性なのを気にしていない』陳泰のことを妄想してみてください。 http://t.co/UFX1i6SHHx 某氏「袖犬にしようとしたが余計に寒かった」本人「???」
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 27
寒い、と言って特に何をするでもなくただ抱き寄せて眠ろうとして、冷たい手だな、とふと思う子上さん。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 27
敢えてここで、諸葛靚×孫晧な図を思い出す。でも滅亡後は、もう関わりを持とうとしないかも。それでもたまに、一年に一度くらい、帰命侯ちゃん側から手紙を送ってきたりして。どう返事をしようかと悩んでいるうちに時が経ち、数度目の便りは訃報だった。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 27
司馬炎は諸葛靚の焚きしめている香を覚えていて、酒宴に招いた孫晧をからかってやろうと身を寄せたら、ふとその香がして、しんと心が冷えたような気持ちになる。そして、ただ暗い鋭い目で見つめ返される。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 27
曹操を死をもって諫める荀彧、は私の中で成り立つ。目に見えた効果が発生しなくても、心の中で成り立つ。だけど司馬昭を死をもって諫める陳泰、がいまひとつ成り立つ気がしないのは、死ぬ側の人と相手と、どちらがより相手に依存しているか、の差かなあ……。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 28
昨日呟いていた、子上さんが寒いからと玄伯ちゃんを抱き寄せて眠る図は、死後に同じように抱き寄せてみて、その体温の欠落を実感してほしい。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 28
歩闡の乱の後で陸抗が西陵城を修復したというのは、結構派手に壊れたのかしら。歩闡は、救援軍が撤退しても諦めずに抵抗したのか、と想像すると熱い。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 30
しかし何といっても私が好きなのは、陸抗が、西陵城の防備はかつて自分が整備したものだから容易に陥とせない、と言っているところ。自分が尽力したがゆえに逆に敵が強くなってしまった、というこのシチュエーションが本当に素晴らしい。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 30
(創作的な強引な見方だけど)自分が強化したものが敵になるというのは、自分で自分と戦うようで好き。そしてこの「敵が容易には降せない」という判断の根拠が、自分自身の才や努力にある、言い換えれば自分への自信が理由になっているところも好き。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 30
孫晧と陸抗の関係は本当に痛々しくて好きだな……。国を護るための順当な力を求めれば反乱を疑われ、羊祜の仕掛けた心理戦に対抗すれば内通を疑われ、そしてギリギリの境地で勝ったら勝ったで「これなら天下もとれる!」とか無茶なことを思われる。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 30
陸抗はそれでもなお決して裏切らないし、決して諦めないのだが、病には勝てなかった。そして死後にはすべてが瓦解していく虚しさまで含めてこの二人の関係性が好き。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 30
暴君への忠義とは、正しいものなのか。頑なに孫晧に仕え続けた陸抗より、君主をすげ替える、という発想に至った陸凱の方が合理的で正しかったようにも思える。
— 羊子 (@htjk) 2014, 5月 30