2017.04.26 三國志13wPK イベント編集コンテスト、他

 少し前のことですが、シミュレーションゲーム「三國志13 with パワーアップキット イベント編集コンテスト」で「動画部門最優秀賞」をいただきました。YouTubeを利用しての応募なので、記念にこちらにも貼っておきます。

 今のところ「三國志13」およびPKには末期の史実シナリオが無く、私の好きな三国志後半の武将を使うには、仮想シナリオメインになる現状。

 そんな中、吾彦ごげん王濬おうしゅんというマイナー人物を題材にしたイベントを選んでいただいたことは、とても感慨深いものでした。(他にも曹髦そうぼうを題材にしたイベントなどが受賞していて、個人的に嬉しい)

 作りはじめた段階で締め切りまで日がなかったので、機能の習得を兼ねて作ったものをいきなり応募、という形になってしまったわりには、我ながらお気に入り。

 13PKで初登場したイベント編集機能、創作三国志ファン向けでもあり、実際のプレイに反映してもしなくても、色々と遊べます。やや制約が多いので、今後もっと洗練されたらいいのになーとは思ったり。

 イベント中に出てくる「太傅」は羊祜ようこのこと。「羊太傅」としたかったものの、人名はゲーム内のようにハイライト表示で統一したかったので(現状、イベント人物名以外ではできなかった)諦めることに。上記の発表ページにある選者コメントで「羊陸」のエピソードを補足していただいたので、わかりやすくなりました。

 動画作成に不慣れで、普段PCでプレイしている画面サイズのまま撮影してしまったため、文字が小さい&ページ送りを手動で行ったらスピードが速すぎたというコンボにより、テキストが読みづらかったかも、という点は心残り……

ところで、王濬は一舎退いたのか?

 このイベントの元ネタにした、呉で唯一城を堅守した吾彦に対して王濬らの晋軍が「一舎退く」という礼を取った、という話について。

稍遷建平太守。時王濬將伐,造船於覺之,請增兵爲備,不從,乃輒爲鐵鎖,橫斷路。及師臨境,緣諸城皆望風降附,或見攻而拔,唯堅守,大衆攻之不能克,乃退舍禮之。

房玄齡等撰『晉書 五 傳』中華書局、1974年 列傳第二十七 吾彥 P1562

 「舎」は軍の一日分の行軍距離(およそ三十里)を示す単位だが、相手に一目置くという意味の「三舎を避く」という『春秋左氏伝』由来の表現があるそう。蜀方面から長江を下って進軍した王濬は、呉軍の多くが無抵抗だったこともあり、短期間で各拠点を突破して都・建業まで攻め込んだ。水軍であることからも、ここで実際に三十里の距離をとったというのは不自然に思われるので、これは慣用表現なのだろう。ということで、実際にとった行動というよりは、王濬吾彦の気骨を認めた、という話かと思われる。